システムエンジニアが注文住宅を建ててみた

夢の屋上でBBQ&キャンプ! 家を建てるときのポイントをまとめてみました。家づくりもシステムづくりも結構似ているんです。

これから買う家をどう選ぶ?(マンション編)

 前回は一戸建て編を紹介しました。今回はマンション編です。

ahera.hatenablog.jp

自分は一戸建てを建てることになりましたが、最初は中古マンションを検討していました。その理由はリーズナブルで便も良く、中古戸建より丈夫で安心感があるというものでした。

ただ最終的に子育てしていく中で、子どもが立てる音が隣戸への響くのが気になってしまったため、戸建にしました。

マンションは検討外になってしまったので、この記事ではあまり深くは書いていません。

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マンションのメリット

マンションは先ほどの理由の通り、戸建と比べてリーズナブルであることが多いです。
駅から近いマンションも多く、戸建だと都内近郊ではなかなか数が少ない駅5分以内や駅直結のタワーマンションのようなものもあります。

マンションも様々あるので一概に言えないのですが、以下のような場合におすすめできます。

  • 価格を抑えてリーズナブルに住める。(主に郊外型マンション・中古マンション)
  • 街のシンボル的な建物に住める。(主に駅近・直結マンション)
  • 安心感がある。(建物がSRC造で丈夫だったり、セキュリティが強かったりします)
  • メンテナンスにあまり手間がかからない。(共有部分のメンテは修繕積立から拠出)
  • 掃除が比較的簡単。(基本的に平屋と同じで掃除はしやすいです)

マンションのデメリット

  • 隣戸とくっついているため、音が漏れるかもしれない
  • 窓が少なく、暗めで風通しが悪い場合がある。
  • 高層の場合、逆に風が強すぎる。
  • 管理費・修繕積立金が毎月かかる。(この2つで3~4万円くらい)
  • 駐車場代がかかる。
  • 増改築などができない。(間取りはリノベーションである程度変更できます)
  • 共有部分に手が出せない(エレベーターや外廊下だけでなく、ベランダ・バルコニー、サッシの外側も共有部分です)
  • 管理組合に参加が必須。(ローテーションの場合も)

デメリットで大きいのは、騒音と、管理費・修繕積立金が大きいと思います。

騒音については、角部屋や1Fを選択したり、メゾネットのような家を選ぶことである程度は回避できます。

管理費・修繕積立金はこれはほぼ必ず発生するため、避けられません。
住宅ローンに加えて月3~4万円かかりますから、例えば4万円であれば、

  • 1年 48万円
  • 10年 480万円。
  • 30年 1440万円

となり、30年住んだ場合、3500万円のマンションでも5000万円近く支払いをすることになります。5000万円の戸建をローンで買うのと大差ないことになってしまいます。
※もちろん戸建も修繕費用は自分で貯めていきますが、そこそこの注文住宅であれば30年で100~300万円しかかからないようです。

戸建と比べると初期費用が安い反面、ランニングコストが高いのがマンションです。

新築か中古か

戸建とも似ていますが、新築は以下のメリットがあります。

  • 新しくて綺麗。
  • 設備が良い。
  • 隣近所との関係を新しく作れる。

中古の場合は以下のメリットがあります。

  • 値段がリーズナブル。
  • 住み心地を確認してから買える。
  • マンションの管理状況、修繕状況が確認できる。

自分が中古マンションを検討したときは、値段が安く管理状況の確認ができるというところでした。

マンションは戸建と比べ投機的な要素があり、新築を買っても早く値を下げてしまうことがあり、築浅の中古マンションが狙い目と思っています。
また、投機的な影響で駅から離れた物件は急激に値が下がり、駅から5分以内であればあまり値が下がりません。将来転居の可能性があるなら、売却や賃貸も考えると駅近がよいです。

築浅の中古マンションがおすすめですが、古いマンションの場合でも管理状況が良ければ、中はリフォームすることで最新マンション並の設備で住むこともできます。
古いマンションでは既に住んでいる住民と世代が違うこともあり、近所に友達が作りにくいといった問題が出るかもしれません。(これは大規模分譲の戸建や旧市街地の戸建でも同じです)

マンションの形状

低層マンション

定義はありませんが、5階くらいまでのマンションがこう呼ばれていることが多いです。
郊外型のマンションに多く、ファミリー向けが多いです。
第一種低層住居専用地域や第一種中高層住居専用地域という高さ制限のある地域なので、周りも住宅地であり、住環境は静かで良好なことが多いです。団地もこういう環境ですね。

※小規模な低層マンションの場合、駅近で単身向けだったり、賃貸だったりするので除外します。

高層マンション

こちらも定義があるわけではないですが、15階以上のマンションと思います。
特に20階以上あればタワーマンションと言っても良さそうです。(SUUMOの検索条件より)
DINKS(夫婦のみ世帯)、ファミリー世帯向けが多いです。

駅に近いことが多く、近隣商業地域や商業地域という地域であることも多いため、繁華街で買い物や交通の便がよいことが多いです。

タワーマンションの場合、見晴らしの良い上階を買ったものの、駅1分でもエレベーターを5分待ってしまって、結局駅直結のメリットを享受できていないという話を聞いたことがあり、注意が必要です。

中層マンションはこの中間的性質です。

まとめ

同じ条件の戸建と比べて初期費用が安めですが、ランニングコストが高く、長く住むと戸建とあまり変わらない金額となってきます。
ただ共用部分の修繕は積み立てていますし、メンテナンスは家の中だけなので簡単です。

自分自身がどういう生活スタイルをするのか思い描き、メリット・デメリットと照らし合わせて選ぶといいですね。